MSXのプレミアゲームソフト、あなたは何本知っている?
みなさんこんにちは!
こういったコラム記事を書かせて頂くときはもっぱらゲーム音楽を聴いている、
ゲーム大好き人間ヒゲ(朝霞)です。
以前、「ヒゲさんが作る!最新版メガドライブ高額ヤフオク落札作品ランキング2023」
「ヒゲさんが作る!最新版ファミコン高額ヤフオク落札作品ランキング2023」
「メガドライブの高額プレミアソフト50選!」
といったプレミアゲームソフトに関するコラム記事を書かせて頂いたところ
非常に多くの反響を頂きまして、何と今年も書かせて頂ける事となりました。
色んな方に閲覧して頂けたようで、本当にありがとうございます!
そして今回書かせて頂きますプレミアゲームソフトランキングは…「MSX」!
というのも実は三日月堂の東京営業所が開設されまして、その影響でありがたいことに
東京・埼玉県などの関東方面からも非常に多くのレトロゲームの買取ご依頼を頂いているんです。
そしてその中で最近、MSXの買取のご依頼を頂きまして
ふと「MSXについてってあまり語った事なかったなぁ…」と思い、この記事を書くに至りました。
MSXは厳密に言うと純粋なゲーム機ではないのですが、
ゲーム市場では非常に値段の高いレアなソフトが多く、さらにあの有名な「METAL GEAR(メタルギア)」が
生まれたといった観点からも見逃すことができないゲームハード(?)となっております。
それでは早速行って見ましょう。
「MSXのプレミアゲームソフトランキング50」!
まずは1位~10位から。
MSXのプレミアゲームソフトランキング1位~10位
1位:「忘れじのナウシカ・ゲーム」テクノポリスソフト
ああっといきなり参考画像がMSXではないものに…!
というのも実はMSXソフトは存在自体がレアで、さらにその先のレアソフトとなると
当店でも画像が用意しきれない事が多々あります。
なので今回はMSXゲームソフトの画像ではなく
イメージとして掲載されているものも多めとなっておりますので何卒ご了承下さい。
という訳で第1位は「忘れじのナウシカ・ゲーム」
これはいきなり業が深いゲーム…!
こちらは1984年にテクノポリスソフトの第二弾として発売されたもので、
一説によると製作者はYukiちゃんという方だと言われております。
実はナウシカのゲームは別機種(PC-6601・PC-8801)の「ナウシカ危機一髪」
「風の谷のナウシカ」が存在し、ナウシカゲームでも「忘れじのナウシカ」はある意味別格の存在。
横スクロールシューティングとは言うものの、
操作性・ルール・分かりやすさのゲーム性はトップクラスに分かりにくく、さらに所持しているゲーマーも
ほとんど存在しないため情報も圧倒的に不足しており、現在残っているのは断片的に散っている情報のみ。
ネット上で囁かれていた「ナウシカが腐海の蟲たちを倒してしてスコアを稼ぐ、
作品の内容や主題をまったく理解していない代物」という情報でさえも誤りであったことが判明しており、
ますます謎が深まるゲームです。
一応私も過去にゲームを触った人のレビューやゲーム画面を見た事があるのですが、
それでも理解出来るには致しませんでした…。実際に触ってみたいものです。
2位:「魔性の館 ガバリン」ポニカ/ポニーキャニオン
こちらは1987年にポニーキャニオンより発売されたARPGゲーム。
「ベトナム戦争の退役軍人でホラー作家のロージャー・コップが突然いなくなった息子を探し~」…と、
「ちょっと待って設定盛り込みすぎじゃない!?」と思われるかもしれませんが、
実はこれ映画が原作のゲーム。
つまり、映画がこういうストーリーなんです。驚くべきことに。
ゲームシステムは見下ろし型かつ、探索型のアクションRPG…というか
この室内で見下ろし視点だと、否でも応にも「スパイVSスパイ」を思い出しますね。
ゲーム自体は結構よく出来た作りとなっており、探索する館も徐々に広く
謎解きも多くとなっていく仕様かつ、十分に探索をしていかないとアイテム不足で苦しくなる
といったゲームバランスも良さげなようです。
ボスや武器も多彩で、初見でプレイしたら中々に楽しめそうなゲームとなっておりますね。
3位:「銀河戦士ダイモス(GALAXY SOLDIER DAIMOSE)」スタジオWING
こちらも現在ではほぼ情報が残っていない幻のゲームで、
もちろん私もゲーム画面すら見た事がありません…。
手元にあるわずかな情報によりますと、1985年に「ソフトスタジオWING」から発売されたゲームで
西暦2210年の銀河宇宙が舞台。銀河戦士ダイモスとなり略奪行為を繰り返す海賊バグーズなるものと
戦うらしいのですが、まさかのコマンド入力式のアドベンチャーゲーム。
一応プレイした方の感想によると、
この時代にあった打ち込みタイプ(MSXは家庭用ゲーム機と異なりキーボードがついていますからね)の
コマンド入力とは異なり、親切で遊びやすい設計になっているとのこと。
ちなみにこのゲームを作ったスタジオWINGはMSXからソフト開発を始めたようで、
他にも「ザンビハウス」「白と黒の伝説」「日曜日に宇宙人が…?」などのソフトの他に、
とても際どい史実の事件のパロディと思われるソフトタイトル名のものも存在します。
4位:「幽霊君」システムサコム
「幽霊君」の発売は1989年とMSXのソフトラインナップの中ではやや遅め。
ただ、グラフィックとアクション性の高さはとてもよく出来ていて、
今遊んでも楽しめそうな雰囲気を持っています。
遊んだ人の評価によるとこの作品のクオリティと完成度の高さはMSX屈指のものとも。
ゲームシステムはサイドビューのアクションゲームで、「閻魔大王に会いに行く」という
ゲームの雰囲気から「ゲゲゲの鬼太郎」や「忍者じゃじゃ丸くん」といったゲームを思い出します。
全7ステージから構成されており、
さらに中ボスやボーナスステージ・さらにお金といった概念も存在。
そして敵の種類のパターンもかなり豊富で進んでいて飽きる事がないそうな。
MSXを持っているユーザーであれば一度はプレイしてみたいゲームですね。
というか移植されて欲しいくらいです!
5位:「マラヤの秘宝」ポニーキャニオン
MSXにしては珍しくパッケージがキャッチーで面白そうなゲーム。
インディ・ジョーンズを彷彿とさせるパッケージに描かれた
モンスター・罠・アイテム・秘宝といった数々が始まる前から非常にわくわくさせてくれます。
横スクロールのアクションRPGであり、
画面にしっかりとステータス・アイテム画面がある様は「ビックリマンワールド」を彷彿とさせます。
しっかりと探索をしつつ会話をして情報を集める要素もあるあたり、
かなりゲームとして面白そうに感じますね。
ステージは全5面の構成で、各ステージにはボスや謎解き、
そして一応ドラマチック(?)と言えなくもない展開も…。
ポニーキャニオンから発売されているゲームの中でもかなり移植が望まれているゲームです。
6位:「カモン!ピコ(COME ON PICOT)」ポニーキャニオン
「カモン!ピコ(COME ON PICOT)」は
1986年にポニーキャニオンから発売されたバディアクションゲームと言われております…が。
「バディアクションゲーム」とはなんぞや?という方のためにご説明しますと、
一般的なゲームジャンルではございません。
ゲーム内で常に二人組で行動して、二人の特性を組みあわせて先を進めていく、
という解釈で合っているかと思います。私も初めて聞きましたが。
思い返してみると確かにそういうジャンルゲームあったなぁとは思い、
例えば私が真っ先に思い出したのはPS2で発売されていた「DEMENTO(デメント)」は
ワンちゃんと進むホラーゲームでしたね。
話を戻しますと、「カモン!ピコ」は広大なフロアで構成された塔を
主人公のジャンと相棒のピコが、マリーという女の子を探すといった内容となっており
大きい一つの塔に挑むさまはファミコンの「迷宮組曲」を思い出します。
ゲーム性は相棒のピコを転がしたりバウンドさせたり、乗ったりと様々な要素を使用するもので
贔屓目に見てもかなり面白そうです。単純なアクションながら「こういう事も出来るんじゃないか?」という
想像力が働き、色々試していくパズル要素がなんとも興味を惹かれました。
MSXの中では十分なゲームボリュームもあるようで、
ファンの間では隠れた名作として認知されているそうです。
7位:「バックトゥザフューチャー アドベンチャー」ポニカ
さあこちらも多くの謎に包まれた非常に罪深いゲーム。
映画「BACK TO THE FUTURE(バックトゥザフューチャー)」のパート1を題材にしているという事以外
かなり情報が少なく、もう手持ちの断片的な情報を組み合わせるしかありません。
(数々のゲームを勘でクリアしてきたゲーマーの腕が鳴りますね。)
ゲーム画面を見る限り「ジョージとロレインを惹き合わせて、ダンスホールに行くのを見守る」という
ゲーム性で合っているかと思われるのですが、敵として登場するのが警官・鳥・雷など…。
警官らしき人物は倒すとアイテムが出たりといった感じになっているようです。
ダンスホールに2人を連れて行くとステージクリアで、また次のステージでジョージとロレインを惹き合わせて…
といった無間地獄かと思いきや一応の終わりもあるようで、9ステージ目は最後にブラウン博士(ドク)を探す
といった追加要素があり、時計台に連れて行くと晴れて未来に帰れる…そうな。
基本的にはMSXらしいといえばらしい、簡単なゲーム性が繰り返される「ポパイ」のような
感じになっている印象で、ファンからすると「MSXではこんな頑張った方では…?」という
謎の評価を受けているゲームではあるようです。
個人的にBGMがジョニー・B.グッドのようでそうではなくて地味に「あれ…?」ってなりました。
8位:「GULKAVE(ガルケーブ)」ポニカ
さて打って変わってこちらは非常に分かりやすい。なんてったって現代で移植がされていますからね。
1986年に発売されたこちらのゲームはサイドビューのシューティングゲーム。
特徴的なシステムは「敵が落とした数字によって自機のショットが変化する」という部分!
普通、シューティング系のゲームでは敵が落とす任意のウェポンを取得して
そのステージやボスを有利に進めたりするのですが、このゲームではショットの種類が数字となっているので
少し分かりにくく、すごろくのように「これを取得すると数字がいくつ進むからこのショットか…」という風に
取捨選択をすぐに判断しなければならないようです。
ショットの種類は全8種かつ、ステージも全32ステージと結構なボリューム。
難易度もやや高めとのことなので、ゲーム性も相まって現代移植されるのも頷ける内容ですね。
9位:「タイムギャル(TIME GAL)」タイトー
こちらはmsxの中ではそこそこ珍しい、他のハードにも移植されている作品。
というか、「タイムギャルなんて移植が難しいレーザーディスク作品をMSXで遊べたのか…!」という
驚きの方が大きいのですが、何とタイムギャルの移植の中では最も早い1986年の移植作品。
と思いきやどうやらやはりMSX単体では遊べないようで、
VHDpcマーク付きプレイヤー及びVHDインターフェイスユニットを組み合わせる事でようやく遊べるらしく
プレイまでのハードルの高さは現代の実機ではほぼ不可能なレベル。
その代わりMSXでも高グラフィックなタイムギャルが遊べるらしく、ぜひ一度お目に掛ってみたいものです。
「タイムギャル」は言わずと知れたアニメーション主体の、
現代で言うQTE(ムービー中に対応するボタンを押すことにムービーが進む形式ですね)によって構成されている
「レーザーディスクゲーム」というジャンルのゲームで、様々なハードにも移植されている
名作となっておりますので、見た事ない方はぜひ一度拝見される事をおすすめします!
ちなみに「ドラゴンズレア」や「スペースエース」のようにLDゲームでありながら、
ハードの都合でちゃんと移植できずに地獄のようなゲーム性になったゲームも存在しますので
無理矢理移植されなくて本当によかったなぁ、と感じています。
10位:「STAR VIRGIN(スターヴァージン)」ポニーキャニオン
さてMSXのソフト1位~10位の最後を締めくくるのはこちら、
「STAR VIRGIN(スターヴァージン)」というソフト。
しかもなんとこれ、この時代には珍しいメディアミックス作品で、
同名のオリジナルビデオが存在します。(写真はそのビデオのものですね)
巷では「元祖ビキニアーマーゲーム」と言われておりますが
同じくMSXで発売されている「夢幻戦士ヴァリス」が1986年の発売で、
「STAR VIRGIN(スターヴァージン)」の発売が1988年ですから、
やっぱり「夢幻戦士ヴァリス」の方が元祖っぽいですね。
スターヴァージンは探索パートと戦闘パートに分かれていて、
探索パートではデフォルメキャラクターを操作して町の探索を
戦闘パートではデフォルメからリアル頭身へ変身して(アイキャッチが入ったりと意外と細かい)
巨大な敵と戦ったりとゲーム性自体は悪くなさそうな感じです。
ただ、町の人たちの発言が結構おかしかったり
ボス戦が大味あったりと色々粗が目立つところが多いのですが、
しっかりと詰め込まれていれば名作だったのでは…?という感想が残るゲームのようです。
あれ、メタルギアは?
さて以上がMSXのプレミアゲームソフトランキング1位~10位なのですが、
恐らくMSXを知っている方であれば「あれ、メタルギアは…?」となる事かと思います。
「MSXの中で一番有名な作品と言えばメタルギア」と言えるほどメタルギアは有名かつ、
高値で取引される事もあるタイトルなのですが、メタルギア(初代)がめちゃくちゃ高額となるケースは
未開封品である事がほとんど。
もちろん箱・説明書などの付属品が揃った保存状態の良い美品であれば高い評価になる事はあるのですが、
それでも上記の1位~10位のタイトルは開封品であってもめちゃくちゃレアなので、
開封品の初代メタルギアは1位~10位の中には惜しくも入らない結果となりました。
間違いなくMSXの中でトップクラスに面白いソフトではあるのですが。
MSXのプレミアゲームソフトランキング11位~50位
【11位~20位】
11位:「Cabbage Patch Kids Konami(キャベッジパッチキッズ)」
12位:「αROID(アルファロイド)」
13位:「シュワルツェネッガー プレデター(SCHWARZENECCER PREDATOR)」
14位:「METAL GEAR2 SOLID SNAKE(メタルギア2 ソリッドスネーク)」
15位:「GUARDIC(ガーディック)」
16位:「ALESTE2(アレスタ2)」
17位:「FEED BACK」
18位:「新世SIZER(シンセサイザー) サウンドクリエーター」
19位:「PSYCHO WORLD(サイコ・ワールド)」
20位:「スペースマンボウ(SPACE MANBOW)」
ここで注目したいのは14位の「METAL GEAR2 SOLID SNAKE(メタルギア2 ソリッドスネーク)」。
そうなんです、実は付属品や状態などが同じ条件だとメタルギア2の方が高い評価になる事が多いんです。
これはもちろんその時の市場需要や流通量などによっても変動しますが、
一般的にはメタルギア2の方が希少と言われております。
また20位の「スペースマンボウ(SPACE MANBOW)」は知る人ぞ知るコナミの傑作シューティング。
マンボウ-J(ジュニア)に乗って巨大宇宙船マンボウを破壊するという嘘みたいなストーリーなんですが、
非常によくできた横スクロールシューティングで後年様々な機種で移植もされています。
【21位~30位】
21位:「シルヴィアーナ~愛いっぱいの冒険者~」
22位:「アマゾネスの秘宝」
23位:「モンモンモンスター(MONMONMONSTER)」
24位:「わんぱくアスレチック2」
25位:「三つ目がとおる」
26位:「プレジャーハーツ(PLESURE HEARTS)」
27位:「ワイルドキャット(Wild Cat))」
28位:「ファイナルファンタジー」
29位:「ぽんぽこパン」
30位:「忍者プリンセス」
こちらで注目したいのは28位の「ファイナルファンタジー」。
「MSXでもファイナルファンタジーが存在したのか!」と思ってしまいますが、実はございました。
こちら2000年代に入るまでファミコン以外に移植された唯一の初代ファイナルファンジーとなっており、
しかもマイクロキャビンという会社が担当しております。
MSXという機種の特性上、ファミコンよりも快適度が低いのですが音源は優秀とのことで、
音楽を聴くためだけにプレイする猛者がいるとかいないとか。
【31位~40位】
31位:「魂斗羅」
32位:「SDスナッチャー」
33位:「BATMAN(バットマン)ロビン救出作戦」
34位:「ROAD BLASTER(ロードブラスター)」
35位:「将棋狂」
36位:「火の鳥-鳳凰編-」
37位:「CRUSADER(クルセーダー)」
38位:「MORE(モア)」
39位:「UltimaⅡ(ウルティマⅡ)Revengeof Enchantress」
40位:「コナミの麻雀道場」
31位あたりから一般的にも知られているタイトルがちらほら登場しはじめます。
未開封品などは評価が別格となるのですが、
有名タイトルの未開封品などはこのあたりの評価となる事が多いかと思われます。
注目したい部分がいくつかあるのですが、あえて挙げるとするのであれば、32位の「SDスナッチャー」。
小島秀夫監督の名作アドベンチャーゲームの「SNATCHER(スナッチャー)」の完結編にあたり、
作風こそSD化されRPGとなっているものの、MSX版で完結した物語を知る貴重なソフトとなっています。
【41位~50位】
41位:「アレスタ(ALESTE)」
42位:「データベースボール(DATA BASEBALL)」
43位:「C-SO(シーソー)」
44位:「オストリッチ」
45位:「ザナック(ZANAC)」
46位:「魔王ゴルべリアス」
47位:「Final Justice(ファイナル ジャスティス)」
48位:「魔城伝説Ⅱ ガリウスの迷宮」
49位:「PSYCHIC WAR COSMIC SOLDIER 2(サイキックウォー コズミックソルジャー)」
50位:「UNDEADLINE(アンデッドライン)」
ここでの注目は46位:「魔王ゴルべリアス」。
「魔王ゴルべリアス」にはセガマークIII版とMSX版の2種が存在しますが、どちらもレア物です。
1987年にコンパイル(ぷよぷよの会社ですね)から発売されたアクションRPGなのですが、
お世辞にも遊びやすいとは言い難いゲームとなっており、
一部のマニアックなファンが存在するソフトとなっています。
ちなみに「魔王ゴルべリアス」のアッパーバージョンである「真・魔王ゴルべリアス」も存在します。
51位:「METAL GEAR(メタルギア)」
初代メタルギア、51位にランクインしておりました。
ぎりぎり50位には入らなかったものの、やはり十分にプレミアソフトの部類ではありますね。
結局MSXって何だったの?
さて家庭用ゲーム機ユーザーからしてもイマイチ印象の薄いMSXなんですが、
ゲームに詳しくない方からすると一体何なんだか全然分からない事と思います。
よるあるMSXの説明ですと「マイクロソフトとアスキーが提唱したPCの共通規格の事」と説明がされており、
平たく言えば「色んなメーカーから発売された互換性のあるPC」の事です。
(書いていて思いましたが、ちょっとメタルギアのストーリーっぽいですね。)
ゲームハードの観点から言えば子供でも手が届くホビーパソコンという位置づけであり、
それでいてプログラミングや音楽なども楽しむ事が出来る拡張性の部分は素晴らしかったものの
直後に発売された「ファミコン」などのゲーム特化型機に快適性の面で勝てず人気が及ばなかった、
なんとも不遇な存在とも言えます。
ただ全くの人気が無かったかというとそうではなく、1990年代には世界で400万台という結構な台数を売上げ
さらに全国に多くのMSXユーザーやファンを生み出したことから、
ゲーム史の観点からもしっかりと歴史にその名が刻まれているハードとなっています。
実際当時はかなりの人たちがMSXに触れた事があったようで、
MSXを取り扱ったゲーム雑誌なんかも存在しましたから、ファミコンが存在しなかったら
ゲーム機として天下を取っていた可能性は十分にありますね。
MSXソフトや本体の買取は必ず専門店へご依頼下さい
という訳で、MSXのプレミアゲームソフトランキングいかがだったでしょうか。
MSXはセガマークⅢ以上にマイナーな事もあり、よほどのマニアの方でないと
多くのタイトルは聞いた事がないものが多かったと思います。
(私も今回の調べで初めて知ったタイトルがいくつかありました)
MSXは「MSX」「MSX2」「MSX2+」「MSXturboR」といった規格が存在する上に、
複数メーカーから様々なバージョンのMSXが発売されていた経緯があるため、
査定の難しいゲームハードのひとつと言えます。
さらにソフトタイトルもプラケース・紙箱など含めて総タイトル数が不明なほどとなっており、
「MSXコンプリートは現実的でない」と囁かれている事からも
MSXソフトの全容を把握するのは至難の業である事が伺えます。
そのためMSXの買取を依頼する際に専門店ではない業者様に依頼してしまうと、
MSXの正確な価値が分からずに「思ったよりも査定金額が安かった…」というケースも珍しくありません。
三日月堂ではレトロゲームの買取経験豊富なスタッフがお客様の元へ直接お伺いし、
お客様の大切なコレクションを一点一点しっかりと査定させて頂きます。
またMSX本体やソフトだけでなく、MSX雑誌や当時のチラシ・ポスターやグッズ類、
さらにファミリーコンピューター(ファミコン)・セガマークⅢ・PCエンジン・メガドライブ・
スーパーファミコン・セガサターン・NEOGEO(ネオジオ)・ドリームキャストをはじめとする
家庭用据え置きゲーム機やホビーパソコンなどもまとめてご依頼頂きますと
お客様のコレクション性の高さに応じて査定額に上乗せさせて頂くことがございます。
MSXの買取をご検討されている方はぜひ三日月堂にご依頼下さい。
それでは別の記事でお会いしましょう。ではまた!
三日月堂では、MSXをはじめとするレトロゲームに関するコレクションを買取しています。
買取方法について
・宅配買取
全国のお客様から宅配買取を行っています。
振込手数料無料。梱包資材のご用意のない方へ宅配キットの送付も行っております。
お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
・出張買取
長野県内・岐阜県・山梨県・近隣県、内容次第で全国場所問わず趣味コレクションの出張買取に伺います。
単体での買取評価はもちろん、コレクション性も重視して誠実に買取しています。
遺品整理や、コレクション整理の際は三日月堂へご相談ください。