
副店主の大池です。
昔集めていた自動車カタログや、ご実家・倉庫の整理で出てきた古い車のカタログを前にして、
「これって今でも価値があるの?」
「無料でもらったカタログだから売れないのでは?」
「古ければ古いほど高くなる?」
と迷われる方は少なくありません。
旧車カタログは、すべてに高い値段が付くわけではありませんが、年代や車種、仕様、希少性、保存状態などによって評価が大きく変わるジャンルです。
三日月堂でも、旧車カタログやサービスマニュアル、パーツリスト、アクセサリーカタログなど、自動車・バイクに関する古い資料を数多く拝見してきました。
今回は、旧車カタログの査定で特に重視している7つのポイントを、専門店の視点からご紹介します。
旧車カタログはなぜ価値が付くのでしょうか
自動車カタログは、新車販売時にディーラーなどで配布される資料です。
当時は無料で手にした方も多く、役目を終えれば捨てられてしまうことも珍しくありませんでした。
ところが数十年が経過すると、その時代の車両デザイン、グレード構成、ボディカラー、内装、装備、価格、メーカーの広告表現まで確認できる資料として意味を持つようになります。
実車が現存していても、当時の純正カタログや販売資料まで揃っているとは限りません。
旧車オーナーが愛車の資料として探すこともあれば、自動車史の資料として集めているコレクターもいます。
当時は大量に配られていたものでも、年月が経つほど残存数が減っていくところに、古い自動車カタログのおもしろさがあります。
三日月堂の旧車カタログ買取でも、年代だけではなく、車種人気や仕様、現在の市場需要まで確認しながら一点ずつ査定しています。
査定ポイント1 発行された年代
旧車カタログを見るうえで、年代は非常に重要です。
基本的には古い資料ほど現存数が少なくなりやすく、評価につながる可能性も高まります。
特に1960年代以前の自動車資料は、現在まで残っている数そのものが限られていることがあります。
ただし、
「古ければ何でも高い」
というわけではありません。
同じ年代でも、車種やメーカー、発行部数、仕様によって需要は大きく異なります。
1970年代や1980年代のカタログであっても、現在人気の高い旧車やスポーツカーであれば、コレクターから探されているケースがあります。
そのため査定では、単純な発行年だけではなく、
「いつの、どの車種の、どの仕様の資料なのか」
まで見て判断します。
査定ポイント2 現在も人気のある車種か
旧車カタログの評価に大きく関係するのが、車種そのものの人気です。
たとえば長年ファンの多いスポーツカーや、現在も旧車イベントなどで人気の高いモデルは、カタログにも需要が集まりやすい傾向があります。
日産スカイライン、フェアレディZ、トヨタのスポーツモデルをはじめ、各メーカーを代表する旧車は、実車だけではなく関連資料まで集めている方がいます。
三日月堂でも、日産スカイラインのトミーカイラM30カタログ・M20チラシセットなどを取り扱ってきました。
人気車種の場合、本カタログだけではなく、
アクセサリーカタログ
オプションカタログ
価格表
チラシ
販売店用資料
といった周辺資料まで評価できることがあります。
愛車と同じ年代・仕様の資料を探している方もいるため、簡単な薄い冊子だからと捨ててしまわないことをおすすめします。
査定ポイント3 限定車・特別仕様車・希少グレード
一般的な量産モデルよりも注目したいのが、限定車や特別仕様車の資料です。
販売台数が少ないモデルの場合、当然ながら関連するカタログの流通量も少なくなる傾向があります。
さらに、
タクシー仕様
教習車
パトカーなどの業務仕様
特別な限定グレード
特殊用途車
といったカタログも確認したいところです。
三日月堂でも、こうした特別仕様車や販売数の少ないモデルは希少性の面から評価対象になることがあります。
一見すると地味なカタログでも、
「一般の人にはほとんど配布されなかった資料」
というケースがあります。
コレクター市場では、有名なスポーツカーだけが価値を持つわけではありません。
普通に見える一冊の中に、意外な資料が含まれていることがあります。
査定ポイント4 トラック・バスなどの商用車カタログ
意外に見落とされやすいのが、トラックやバスといった商用車のカタログです。
乗用車と比較すると、
「こんなものを集めている人がいるの?」
と思われるかもしれません。
しかし商用車には専門的なコレクターがおり、古いトラック、バス、消防車、作業車などの資料が探されることがあります。
こうした車両は乗用車以上に仕様が多く、当時の車体構成や装備を知る資料としても興味深いものです。
三日月堂でも、トラックやバスなどの商用車資料は一般的な乗用車とは違った評価になる場合があると考えています。
「乗用車じゃないから価値がない」
と判断せず、まとめて残しておいてください。
査定ポイント5 本カタログ以外の資料が揃っているか
自動車資料の査定では、本カタログだけを見るわけではありません。
車を購入する際には、さまざまな資料がディーラーから配布されていました。
たとえば、
・簡易カタログ
・アクセサリーカタログ
・オプションパーツカタログ
・価格表
・チラシ
・ポスター形式のカタログ
・販売店向け資料
などです。
三日月堂でも、こうした本カタログ以外の自動車資料を買取対象としています。
特に、同じ車種について複数の資料がまとまって残っている場合は重要です。
新車発表時の本カタログから、オプションカタログ、価格表まで一式揃っていると、その車種の当時の販売状況を知るまとまりのある資料になります。
整理するときに種類ごとにバラバラにしてしまうより、同じ車種・同じ年代のものはできるだけ一緒に保管していただくことをおすすめします。
査定ポイント6 保存状態
古いカタログでは、保存状態も査定に影響します。
紙資料ですので、長期間保管されていると、
表紙のスレ
角折れ
日焼け
シミ
湿気
カビ
書き込み
などが出てくることがあります。
特にコレクション性の高いカタログでは、きれいな状態のものほど評価しやすくなります。
一方で、多少の経年劣化があるからといって、すぐに価値がなくなるわけではありません。
希少性の高いカタログでは、状態に傷みがあっても探している方がいることがあります。
三日月堂でも、多少のヤケやスレ、経年傷みがある資料についてご相談いただけます。
注意したいのは、ご自身で無理に補修しないことです。
テープで破れを補修したり、表紙の汚れを強くこすったりすると、かえって状態を悪くしてしまうことがあります。
古い資料は、そのままの状態で査定に出していただくのが安心です。
査定ポイント7 現在の市場で探している人がいるか
旧車カタログの価値を判断するうえで、最後に欠かせないのが現在の需要です。
希少だからといって、必ずしも高額になるとは限りません。
反対に、ある程度流通しているカタログでも、人気車種で探している人が多ければ安定した需要があります。
つまり、
年代
希少性
車種人気
保存状態
現在の流通量
などを総合して評価する必要があります。
旧車や自動車資料は、一般的な古本とは少し違った市場です。
三日月堂では、実際の販売履歴や市場価格なども確認しながら査定を行っています。
「古いから高い」
「有名な車だから高い」
だけでは判断できないところが、旧車カタログ査定の難しさであり、おもしろい部分でもあります。
サービスマニュアルやパーツリストも一緒に確認します
旧車カタログと一緒に見つかりやすいのが、サービスマニュアルやパーツリストです。
特に整備工場、自動車販売店、長年車を趣味にされていた方のコレクションでは、こうした資料が大量に残っていることがあります。
サービスマニュアルやパーツリストは、カタログとは少し性質が異なります。
コレクションとしてだけでなく、実際に旧車を修理・整備するための資料として探されることがあるためです。
三日月堂の買取実績でも、ホンダ モトラ CT50JやCBX550F INTEGRAのサービスマニュアル・パーツリストを取り扱っています。
カタログだけを残し、整備書を捨ててしまうのはおすすめできません。
自動車やバイクに関する資料がまとまって出てきた場合は、できるだけ一式でご相談ください。
大量の旧車カタログは一冊ずつ調べなくても大丈夫です
古い自動車カタログを集めていた方の場合、数十冊ではなく、数百冊単位で保管されていることがあります。
そのすべてを一冊ずつインターネットで調べるのは大変です。
しかも、
メーカー
車種
年代
グレード
カタログの種類
まで確認しなければ、本当のところは判断できません。
三日月堂では、200冊程度の旧車カタログや、さらにまとまったコレクションについてもご相談を受けています。宅配買取にも対応しているため、遠方から大量にお送りいただくことも可能です。
倉庫や本棚に大量の資料がある場合は、無理に細かく仕分けなくても構いません。
長年集められたコレクションは、まとまりそのものにも意味があります。
できるだけ集めていた状態に近い形で拝見したほうが、その方がどのような車種や年代を中心に集めていたのかも分かりやすくなります。
旧車カタログを捨てる前に専門店へご相談ください
昔は無料で配布されていた自動車カタログでも、数十年後には当時を知る貴重な資料になっていることがあります。
特に、
古い年代のカタログ
人気旧車のカタログ
限定車・特殊仕様車
トラック・バスなどの商用車
アクセサリーやオプション資料
サービスマニュアル
パーツリスト
などがある場合は、処分する前に一度内容を確認してみてください。
三日月堂では、旧車カタログをはじめ、自動車・バイクのサービスマニュアル、パーツリスト、販売店資料などを専門スタッフが査定しています。
大切に保管されてきたことが伝わる資料は、その背景も含めて一点ずつ丁寧に拝見します。
ご実家の整理、コレクションの見直し、整備工場や自動車関連業者様の倉庫整理などで古い自動車資料が見つかりましたら、三日月堂までお気軽にご相談ください。
旧車カタログ・自動車資料の買取について詳しくは、三日月堂の「旧車・バイクカタログ・サービスマニュアル買取」ページをご覧ください。