三日月堂副店主の大池です。
今回は東京都のお客様より、ホラー漫画雑誌『恐怖の快楽』を宅配買取させていただきました。
お送りいただいたのは、平成11年に刊行された新レディースコミック版の5月号、6月号、7月号、9月特大号です。表紙を見るだけでも、当時のホラー・レディースコミック誌らしい濃い雰囲気が伝わってきます。
黒木里加さん、もりゆきこさん、宮崎明子さん、葉月せいさん、山崎トオルさん、赤池好美さん、呪みちるさん、谷間夢路さんなど、怪奇・ホラー系の作品を手がけた作家陣が並ぶのも大きな魅力です。
『恐怖の快楽』平成11年号を東京都より宅配買取
今回拝見した主なお品は、
・平成11年5月号 もりゆきこほか
・平成11年6月号 山崎トオル、赤池好美ほか
・平成11年7月号 宮崎明子、葉月せいほか
・平成11年9月特大号 呪みちる、谷間夢路ほか
です。

どの号もかなり厚みがあり、読み物としてのボリュームも十分です。今の感覚で見ると、この一冊にこれだけ多くの作家作品が入っているのはなかなか豪華ですね。
表紙には怪談、心霊、怨念、ミステリー、人間の怖さなどを想起させる言葉が並び、『恐怖の快楽』という雑誌が目指していた独特の世界観がよく表れています。
『恐怖の快楽』とはどんな雑誌か
『恐怖の快楽』は、女性向けのホラー、怪奇、ミステリー色の強い漫画を中心に掲載した雑誌です。
単純な幽霊話だけではなく、人間関係の怖さや嫉妬、恨み、家庭内の問題、因縁、怪異など、女性向けコミックならではの題材も多く扱われていました。
こうした雑誌は、単行本化された作品だけでなく、雑誌掲載のみで終わった読み切り作品や、後から探しにくくなった作品も少なくありません。
そのため現在では、特定作家の初出作品を探している方や、1990年代のホラー漫画雑誌そのものを集めているコレクターから注目されることがあります。
今回特に高く評価できたのは9月特大号と5月号
今回の中で特に高く評価できたのが、平成11年9月特大号です。
表紙には呪みちるさん、谷間夢路さんなどの名前が確認でき、ホラー漫画ファンから人気のある作家が掲載されている点が大きなポイントです。
また、平成11年5月号も評価の高かった一冊でした。もりゆきこさんなど、当時のホラー・レディースコミックを支えた作家の作品が掲載されており、号ごとの収録内容によって需要には差が出ます。
古い漫画雑誌の査定では、単に発行年だけを見るのではなく、
・どの作家が掲載されているか
・単行本未収録や初出作品があるか
・表紙やページの状態
・切り抜きや欠損がないか
・市場にどれくらい出てくる号か
といった点を一冊ずつ確認します。
平成11年よりさらに古い『恐怖の快楽』はより高価になることも
今回のお品は平成11年、1999年刊行の号でしたが、『恐怖の快楽』についてはさらに古い年代の号にも注目しています。
雑誌は単行本と違い、読み終わると処分されやすいものです。特にホラー漫画やレディースコミックの月刊・増刊系雑誌は、当時かなり読まれていても、きれいな状態で長期間保管されているものは徐々に少なくなっていきます。
そのため、より初期に近い号、1990年代前半から半ば頃のバックナンバー、創刊に近い時期のものなどは、今回の平成11年号よりさらに高い評価につながる場合があります。
もちろん「古いから必ず高い」というわけではありませんが、年代、掲載作家、号数、保存状態が揃うと評価は大きく変わります。
昔集めていた『恐怖の快楽』がまとまって残っている場合は、新しい号だけ抜き出さず、古い号も一緒に見せていただくのがおすすめです。
ホラー漫画雑誌はまとめて査定できます
三日月堂では『恐怖の快楽』のほか、ホラー漫画雑誌、怪奇漫画、レディースコミック、少女ホラー、絶版コミック、貸本漫画なども買取しています。
特に1990年代以前のホラー漫画雑誌は、表紙や作家名を見ただけでは価値が分かりにくいものも多いジャンルです。
「昔買った雑誌が何十冊もある」「作者はよく分からないけれど古そう」「捨てる前に見てほしい」といったご相談でも問題ありません。
東京都からの宅配買取にも対応しておりますので、冊数が多い場合もまとめてお送りいただけます。
価値があるか分からないものでも、まずはお気軽にご相談ください。こうした昔のホラー漫画雑誌は、表紙を眺めているだけでも当時の空気を感じられておもしろいものです。雑談まじりでも大歓迎です。大池が一点ずつ丁寧に拝見いたします。