三日月堂では昭和の古い雑誌「近代映画」の出張買取に特に力を入れております！
昭和のアイドルグッズや古い芸能雑誌、情報誌は、当店でもお問い合わせが多く、
また、市場需要も高い人気のコレクターアイテムです。
特に現在、往年のアイドルや歌手のグッズは人気の再燃や取り巻く環境の変化により、
一部プレミア化してしまうものもあり、少し前まで普通に手に入ったグッズが
突然値段が高騰し、入手が困難となるケースも珍しくありません。
本日はその中で当店でも人気高い「近代映画」についてや、
高額買取となる近代映画の号数についてご紹介致します。
近代映画とは？
「近代映画」は近代映画社が発刊していた総合芸能情報誌で、
創刊当初は映画俳優の記事について掲載がされておりました。
近代映画の内容の変遷
実は近代映画の創刊は1945年と非常に古く、
年代や時代の流れにより記事の内容を変えていった流れがあるそうです。
創刊当初は映画俳優の記事を中心とし、70年代以降はテレビのスターやアイドルを中心に、
80年代後半には学生向けに校則の不満を掲載するコーナーや、若者の「性」や「就職」など
悩みについてのコーナーを掲載するなど若者向けの路線を狙った時代も存在します。
他の雑誌とどう違った？
同時期の昭和の芸能雑誌には「明星」や「平凡」などの有名雑誌も肩を並べますが、
特に70年代は映画に関する情報を掲載することで差別化を図り、
映画情報を取り扱う「キネマ旬報」と比べても、近代映画はより大衆向けで
アダルトやグラビア分野にも積極的だったという点でも異なります。
さらに近代映画の大きな特徴の一つとして、「キネマ旬報」と違い
付録が豪華なことがあり、買取の際にこちらのポスターやグラビアピンナップなどの
付録が揃っておりますと、査定額がグッと高くなる傾向にございます。
近代映画社が倒産し廃刊へ
1970年代～1980年代は非常に人気だった「近代映画」も
1990年代からは映画情報が消え、ジャニーズ系アイドル記事が中心となります。
その後、インターネットの普及や娯楽の多様化により近代映画社の業績も低下。
2000年代からは近代映画社は韓流コンテンツやパズルコンテンツなどの拡充を図るものの、
回復に至らず、2009年に近代映画が休刊。
さらに2015年に近代映画社は破産を迎え、事実上の廃刊となってしました。
現在、タイヘイグループのティ・アイ・ティが近代映画の洋画情報誌「SCREEN」「SCREEN+」と
「BIG ONE GIRLS」の発刊を継続していますが、「近代映画」の発刊は未だなっておらず、
現状では最盛期の1970年代～1980年代の「近代映画」が市場で高値で取引されています。
近代映画高額買取のポイント
当店では雑誌買取の際に下記の点を中心に商品を見させて頂いております。
・シミ、日光によるヤケ、その他経年による劣化がないか
・折れ、ページの開き癖、汚れなどの使用感がないか
未使用品で保存状態の良い物ほど査定額が高くなりますが、その他にも
近代映画の高額買取となるポイントがいくつかございます。
・初版のもの
・附録ポスターなど付属品があるもの
・70年代後半から80年代前半のもの
・特定の人気スターやアイドル掲載のもの
特にポスターなどの附録は美品の場合や70年代後半から80年代前半のものにつきましては
一気に高評価となりますので、ぜひご参考にして下さい。
当店で高額買取となった近代映画
当店でも近代映画の買取事例は多数ございますが、その中でも特に高額となった事例を
いくつかピックアップしてご紹介致します。
・近代映画 1975年 昭和50年8月号 ポスター2点付
こちらは1975年(昭和50年)8月号の近代映画。
主な掲載アイドル・歌手は岡田奈々さん、ずうとるび、桜田淳子さん、西城秀樹さんなど。
雑誌の中身は桜田淳子さん、山口百恵さん、岩崎宏美さんの水着カラーグラビアに、
特別企画としてずうとるびの「パーフェクト身体検査」、
その他、花の高2トリオ座談会に、西城秀樹さんの対談、全国縦断コンサートガイド、
麻丘めぐみさんの特集、大竹しのぶさんのインタビューなど豪華な内容が盛りだくさん。
さらに当時の附録である両面印刷のカラーポスター2部、
桜田淳子さん・西城秀樹さん・岡田奈々さん・ずうとるびのポスターに加えて、
野口五郎さん掲載のハンディ歌本「NOW hits SONG」が付いておりました。
当時人気絶頂のアイドル、特に当店でも人気の高い桜田淳子さんや、
男性アイドルの中ではトップの人気を誇る西城秀樹さんが掲載されている事や
当時の附録の状態が非常に良かったことを踏まえまして、
市場需要の高さから高額査定となりました。
・近代映画 1976年 昭和51年5月号 ポスター2点付
続いてこちらは1976年(昭和51年)5月号の近代映画。
主な掲載アイドル・歌手は山口百恵さん、三浦友和さん、岩崎宏美さんなど。
他にも、西城秀樹さんのカタログ大百科、豊川誕さんの初ワンマンショー、
レモン対談には野口五郎さんなどの特集が組まれております。
附録ポスターにはこちらも両面印刷のポスター2部、
山口百恵さん・豊川誕さん・岩崎宏美さん・三浦友和さんのポスターと、
松竹歌劇団公演のチラシ、「NOW HITS SONGS」の附録が付いております。
こちら本体わずかに経年ヤケや、
ポスターにたたみ跡やフチに僅かなキレ、折れ、ヨレなどがあるものの、
どれも年代を考えれば相応で、こちらも人気スターやアイドル多数掲載の
市場需要の高い近代映画のため、高額買取とさせて頂きました。
ほかにも高額買取となる近代映画や掲載アイドル・スターをご紹介
上記の買取事例以外にも、高額となる近代映画はまだまだございます。
その中から1970年代～1980年代を中心に高額買取となる近代映画と、
そちらの号の掲載アイドルや歌手をご紹介致します。
上記以外にも高額買取となる近代映画と掲載アイドル
・近代映画1966年6月号
こちら60年代の近代映画となります。
雑誌の内容は
西郷輝彦さんと松原智恵子さんの「でっかくいこう！夢と現実の遊星散歩」
舟木一夫さんと泉雅子さんの「君はカンパスぼくカメラ」
石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんの「若さ100倍、スケールの大きさで貫こう」
吉永小百合さんと浜田光夫さんの「心は早くもチューリップの国オランダへ」などの対談、
橋幸夫さん・西郷輝彦さん・舟木一夫さんの「歌謡大決戦」など。
表紙には和泉雅子さん、付録には吉永小百合さんのピンナップと、
三田明さんのモノクロピンナップが付いております。
・別冊近代映画1970年1月号「酒井和歌子」新春特集号
こちらは70年代初の別冊近代映画1月号。
1961年にデビューし、映画やテレビドラマ、に数多く出演し
「ワコちゃん」の愛称で親しまれた女優、酒井和歌子さんのピックアップ号です。
中身には酒井和歌子さんの出演映画「ブラボー！若大将」のグアム島ロケの様子や、
加山雄三さんとの2ショットの見開き写真、「ワコちゃん」のファッション写真など。
酒井和歌子さんファンには溜らない一冊ですね！
・近代映画1971年7月号
こちらは1971年7月の近代映画で、夏らしく水着やハワイの掲載がいくつもございます。
中身には
五十嵐じゅんさんの「ALL ABOUT JUN」や、
酒井和歌子さんのファッションコーデ、
麻田ルミさんと五十嵐じゅんさんの見開き水着写真、
他にも、「舟木一夫のアラベスク」や、酒井和歌子さんと前田武彦さんの対談、
辺見マリさんの「太陽の海とマリ」などの掲載がございます。
附録には酒井和歌子さんの「VACATION IN HAWAII」のピンナップポスターと
にしきのあきらさんのポスター、表紙には女優・范文雀さんが飾られています。
前述の別冊号に加えて酒井和歌子さんの掲載が多数あり、当時の人気の高さが伺えます。
・近代映画1973年7月号
こちらは1973年7月の近代映画です。
表紙を飾るのは桜田淳子さん。
さらに「ヤング顔合わせ対談」として野口五郎さんと栗田ひろみさん、
アグネス・チャンさんと南沙織さん、麻丘めぐみさんと三善英史さん、
桜田淳子さんと森田健作さんの対談が掲載。
そして別冊付録としてなんと、桜田淳子さんと浅田美代子さんの大百科なるものが
付いてくるそうで、こちらは両名とも人気が高いのでお宝と言っても過言ではないでしょう。
また、そのほかにも桜田淳子さん・浅田美代子さん・西城秀樹さんなどのワイドポスターも
附録として付いてきたそうです。
・近代映画1975年3月号
こちらは1975年3月号の近代映画で、春に伴いファッションやコーデの掲載が多数ございます。
西城秀樹さんの自転車に跨るカラー写真に、
桜田淳子さんのスイートコーデ、浅田美代子さんのプレリュードコーデ、
「ひとりぼっちの季節」リリース間もない浅野ゆう子さんのカラー写真、
野口五郎さんと山口百恵さんのビッグ・ヒット対談、西城秀樹さんのインタビューなど。
附録ポスターには郷ひろみさん、さらにオールスター人気投票75年も掲載されていたようで
勢いのあった男性アイドルは、郷ひろみさんや西城秀樹さん、
女性アイドルは山口百恵さんや、桜田淳子さんなど、当時の様子が丸わかりとなるのが嬉しいですね。
・近代映画1975年4月号
こちらは19754月号の近代映画。
徐々に男性アイドルの掲載内容が増加し、
目玉掲載にはずうとるびのピンナップによる私生活自画像公開、
カラーグラビアには桜田淳子さん、
さらに山口百恵さんの「山口百恵清楚なシックスティーン」や
西城秀樹さんの「快心の矢ははなたれた」などの見開き写真、
そしてシェリー・小林美樹さん・浅野ゆう子さん・松本ちえこさんらの水着写真も掲載。
特別付録には早乙女愛さん、ジャニーズジュニア、桜田淳子さんのポスター、
人気アイドル新曲ポスターのプレゼント企画なども開催されていたようです。
・近代映画1975年11月号
1975年11月号の近代映画。
キャンディーズの特集が組まれるなど時代の変遷が伺えます。
中身には、なおも人気の高い西城秀樹さんの釣りショットや、
郷ひろみさんの短パンにタンクトップ姿、
「ずうとるびの男とは！女とは」の特集に加えて、
シェリーさん・伊藤咲子さん・木之内みどりさん・黒木真由美さんらの
パジャマ・ルック姿、早乙女愛さんの「東京生活」なども掲載。
附録ポスターには桜田淳子さん・ずうとるび・野口五郎さん・
岩崎宏美さん・山口百恵さんなどの人気アイドルたち。
「独占！淳子のフォト物語」と書かれた気になる文言も。
・近代映画1980年9月号
最後は少し飛んで1980年9月号の近代映画。
創刊35周年記念特大号だったそうで、3,000名にオリジナルTシャツプレゼントの
企画があったようです。
この頃の掲載には近藤真彦さん・田原俊彦さん・野村義男さんのオール百科、
榊原郁恵さん・石野真子さんの沖縄水着グラフに加えて、
柏原よしえさんと松田聖子さん、河合奈保子さんの水着ページも掲載されていたそうで、
こちらは非常に希少な事が伺えます。
河合奈保子さんは当時、西城秀樹さんの妹としてデビューしており
二人の2ショット写真の掲載もございました。
附録ポスターには山口百恵さん・近藤真彦さん・石野真子さん・榊原郁恵さんなど。
この頃の表紙デザインもやはり60年代・70年代と比べるとやや現代よりとなっており、
強調文字の後ろにカラーを配色するなど文字の読みやすさに工夫が見られます。
その他高額買取となる近代映画
・1967年8月号
・1967年9月号
・1970年5月号
・1972年6月号
・1973年6月号
・1973年11月号
・1975年7月号
・1975年9月号
・1975年12月号
・1979年4月号など
近代映画をはじめとする昭和の古い雑誌の出張買取は三日月堂へ
三日月堂は古書組合加盟に加入しており、最新の市場価格に精通しているため
昨今の市場価格の変動や人気商品の移り変わり、急上昇トレンドなどにも対応しております。
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査定の難しいアイドルやスター・俳優のコレクションにつきましても自信を持って買取致します。
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直接お客様とお取引をさせて頂いているため、高額買取ながら
お客様に寄り添った買取を実現しております。
近代映画以外にもさまざまな昭和の古い雑誌を高価買取中です
当店では上記のコレクション以外にも平凡、明星、BOMB、DonDon、GORO、平凡パンチなどの
古い芸能雑誌や、人気アイドルのサイン・ポスター・ファンクラブ会報・生写真・ブロマイド・CD・DVD
などのコレクションを積極的に買取しています。
当店の他の記事にも高額買取となった事例を多数掲載しております。
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