「入門BCLブック」をはじめとするBCL関連書籍や雑誌の買取はぜひ当店へ!

BCL・ラジオ関連の雑誌や書籍は当店でも人気の高いアイテムのひとつ!

日本では1970年代~1980年代にかけて、BCLブームと呼ばれる

主に小学生~高校生などの若者の間で海外の短波放送を聴取することが流行し、

多くの家電メーカーから短波ラジオ受信機が発売されたほか、

短波入門雑誌や書籍などが発売されました。

 

海外の短波放送を聞く事自体は終戦直後から、ラジオファンの間で

海外情報のキャッチや外国語の習得など様々な目的で行われてきましたが、

1970年代のBCLブームの背景には海外のラジオ番組を聴取して

受信状況を報告すると放送局から貰う事の出来る「ベリカード」の人気があった

と言われております。

 

ベリカードはその国のアイデンティティーや象徴的な物、文化、国柄が

良く現れたデザインをしており、有名な建築物や風景が印刷された物が多く、

まだインターネットが無かった時代に自分でラジオを購入し、海の向こうの

ラジオ番組を聞き、郵便を送ることにより外国から自分宛てに郵送物が届く

という体験は当時稀少かつ非常に魅力的で、多くの若者が虜になったそうです。

 

また、上記のベリカード集めの他にも、ラジオ選びも大きな楽しみの一つであり、

当時は様々なメーカーからラジオが発売され、SONYのスカイセンサーシリーズや

ナショナル・パナソニックのクーガシリーズなどをはじめ、

大型のラジオからデザインが優れたラジオ、機能性に富んだラジオなど種類が豊富で、

カタログを見るだけでも胸が躍ったというお話をよく伺います。

 

そしてそのBCLブームに新規ファンへの間口を広くし、ブームの拡散を担ったのが

当時発売されていたBCL関連の雑誌や書籍で、こちらは現在でもコレクターの間で

高値で取引がされております。

 

当店ではそんなBCL関連の雑誌や書籍を高額で買取しており、

本日はその中でも当店で高額買取となった事例をご紹介致します。

 

岐阜県多治見市よりBCL関連雑誌9冊を買取致しました

こちらは岐阜県多治見市のお客様のよりご依頼頂きました、

「入門BCLブック」や「短波別冊 DX年鑑」などのBCL関連書籍9冊です。

 

お客様曰く、やはり昔BCLがお好きだったそうで、当時買っていた雑誌を

今でも大切に保管しており、引っ越しを期に同じような古い雑誌などの

整理をしようと当店をご利用頂いたそうです。

 

今回ご依頼頂いたのは下記の9冊です。

・「ラジオ・オーストラリア大村清・知子のBCLの楽しみ方」1977 KKベストセラーズ

・「BCLデータブック」1982 実業之日本社刊

・「入門BCLブック 54年版」1979 実業之日本社刊

・「入門BCLブック 55年版」1980 実業之日本社刊

・「入門BCLブック 56年版」1981 実業之日本社刊

・「短波別冊 DX年鑑1980」日本BCL連盟

・「短波別冊 DX年鑑1981」日本BCL連盟

・「短波別冊 DX年鑑1982」日本BCL連盟

・「短波別冊 DX年鑑1983」日本BCL連盟

 

こちらはどれもBCLブームの頃に発売された雑誌となっており、

 

「入門BCLブック」はBCLファンの間では最高権威として称えられる山田耕嗣氏監修の

BCLブックで、BCL・短波放送とは何か?や、海外からの日本語放送や英語放送、FM曲の紹介、

受信報告書の書き方、付属機器の紹介やその選び方、アンテナについてなどの初心者向けの

記事が満載の内容となっております。

 

「短波別冊 DX年鑑」は有名雑誌「月刊短波」の別冊として発行された雑誌で、

日本で受信可能な全時間及び全周波数を掲載、さらに周波数・国名・局名による索引が可能かつ、

局別のスケジュールや受信の手引き、放送局所在地図、用語・略語集など多くの機能的な

ページを掲載した当時の日本では非常に希少なBCLファンのための書籍です。

 

ちなみに「短波別冊 DX年鑑」では1980年版では1200局/5100波を収録しておりましたが、

1983年版では1600局/6400波まで収録数が増えており、こちらはどれも日本で受信が

可能な放送局だったそうです。

 

当時の稀少な雑誌かつ、9冊もまとめてご依頼頂きました事を踏まえまして、

お客様のコレクション性を評価して査定額を頑張らせて頂きました。

 

そもそもBCLとは?

そもそもBCLとはBroad Casting Listeners の略称で、本来はSWL(Short Wave Listner)

という短波放送聴取が正しい英語だそうです。

 

ただ単にBCLと言ってもその範囲は広く、中波やFMの放送を聞いている方々もBCLと

呼ばれますが、主には短波を利用して海外からの放送を聞くリスナーを指すそうです。

 

現在はインターネットの普及によって、かつてほどBCLの盛り上がりはありませんが、

レコードやレトロゲームなどのアナログブームと同様、BCLにはBCLの良さがあり、

特にダイヤルを使用したチューニングは味わい深く、自分の位置や、放送局の場所、

天候や気候に左右される電波状況は、安定が当たり前となっているこの時代において

不安定だからこそ面白く、現在でも根強いファンが存在します。

 

それではそんなBCL関連書籍の中でも、その他高額買取となる雑誌や書籍を

一部ピックアップしてご紹介致します。

 

日本BCL連盟「月刊短波」

BCL関連雑誌の中でも特に知名度が高いのがこちら「月刊短波」でしょう。

 

「月刊短波」は1975年12月に日本BCL連盟から創刊されたBCL情報誌で、

1983年6月までの約7年半ほど発刊がされておりました。

 

創刊当初はかなりページ数が少なかったそうですが、BCLブームと共にページの厚みも

増し、日本各地のリスナーから寄せられた中波や海外局の受信レポートが主な掲載内容

となっていたそうです。

 

他にも特集記事や放送局紹介、新製品のモニターレポートに加え、BCLの相談コーナー、

連載漫画などの掲載もあり、特に「月刊短波」の受信レポートは当時の他誌を圧倒した

情報量だったものの、レベルが高すぎて試してみても実際には受信が難しかった…

という声もあったとのこと。

 

また、別冊として上記の「DX年鑑」や「BCLQAハンドブック」なども存在し、

当時のBCLブームの盛況ぶりが伺えます。

 

科学教材社「模型とラジオ」

「模型とラジオ」は1952年に科学教材社より創刊された工作科学雑誌で、

主に小中学生をターゲットにしていたことから、こどもたちの模型・ラジオ入門書の

バイブルとして絶大な人気を誇りました。

 

また、同書は単なる入門書ではなく、工作内容はしっかりと高度な取り組みも行っており、

「自作ラジコン送信機と自作ラジコン受信機で自作バスを遠隔操作する」といった

非常に高度な内容の回も存在しました。

 

加えて工作だけでなく、科学トピックスや実物の飛行機や船舶、ロケットの解説などの

特集記事もあり、さらにプラモデルから鉄道模型、フリーフライト機、タイガーロケット、

ラジコン機、短波受信機などの製作記事も非常に人気だったそうです。

 

電波新聞社「ラジオの製作」

「ラジオの製作」は1954年創刊の電波新聞社による、アマチュア無線、

パソコン、オーディオ、BCL、エレクトロニクスなどの総合入門誌です。

 

前身はラジオ技術者によるラジオ製作パンフレットだったと言われており、

それを電波新聞社が版元となり月刊誌として刊行を開始したものとなります。

 

こちらはBCL関連記事だけでなくラジオ全般を対象としており、

実態配線図の付いた電子工作記事やアマチュア無線、CB無線などエレクトロニクス

趣味を全般に扱っておりました。

 

人気記事には山田耕嗣氏の「BCL LIFE」や「BCL歴史講座」、加えて国内外の受信

レポートを紹介する「リスニング・スクエア」、「懐かしの名ラジオ」などの

コーナーがあり、注目を集めていたそうです。

 

BCLブームが下火となり1999年4月に月刊誌での発行が終わってしまい、

季刊誌としての刊行も長く続きませんでしたが、2008年に「電子工作マガジン」として

事実上の復活を果たしました。

 

その他高額買取となるBCL雑誌や関連書籍

・誠文堂新光社「図解1-2石ラジオ製作集 入門型から短波・FMまで」

・「模型とラジオ別冊 HAM・BCLラジオの作り方」丹波一夫

・誠文堂新光社「初歩のラジオ」

 

「入門BCLブック」をはじめとするBCL関連書籍や雑誌の買取は当店にお任せ下さい!

専門誌や専門雑誌などはジャンル毎の特色が強く、

そのジャンルに精通した専門家でないと適切な価値が判断出来ないことがございます。

また、大手買取サイト様のマニュアル査定では見逃してしまいがちな、細かな市場需要の変化や

商品の稀少価値、そのジャンルの急上昇商品なども当店は見逃しません。

 

当店では趣味雑誌やムック本分野に精通した副店主自らが査定を行うほか、

各ジャンルに精通したスタッフが多数常在しており、

お客様の大切なコレクションを一点一点しっかりと確認させて頂きます。

 

長野県、岐阜県、山梨県、富山県、新潟県、愛知県などの長野県近郊は積極的に

出張買取を行っており、スケジュール次第では当日のお伺いも可能です。

遠方のお客様やスケジュールの都合が難しいお客様のコレクション買取に対応させて頂けるよう、

全国からの着払いによる宅配買取も承っております。

 

「入門BCLブック」をはじめとするBCL関連書籍や雑誌の買取は当店にお任せ下さい!

横浜市の方より、ラジオ情報誌、カセットテープ雑誌、テレビガイド、映画関係他、様々な雑誌を宅配買取いたしました。

70年代以前の模型とラジオ・Uコン技術・ラジコン技術等古い趣味雑誌出張・宅配買取しております


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