カスタムナイフって一体何?普通のナイフとどう違うの?
アウトドアや登山グッズ、キャンプ用品としても実用性が高く、
さらにコレクション品としても高い価値を持つのがカスタムナイフと呼ばれるアイテム。
当店でも人気が高く、工場で大量生産されるファクトリーナイフとは異なり、
基本的に一本一本職人の持つ知識と経験から手作業で生み出される高品質のナイフは
手にしたときに思わずランクの違いを体感することが出来ると言われております。
優れたナイフは一本所持していれば、過酷な環境下で他の道具なしでも
生き延びることが出来ると言われるほど有用で、枝払い、バトニング、ロープの切断、
狩猟、皮剥ぎ、魚の捌き、調理、火起こし、その他細かな作業においても
重宝される存在です。
そんなナイフやカスタムナイフですが、近年キャンプブームが到来し
市場での取引価格が底上げされていると共に、
実際の買取・販売スタッフと致しましても確かな需要の増加を感じております。
しかし、このキャンプブーム実は初めてではなく、過去にもキャンプブームがあり、
その際にもキャンプ用品が飛ぶように売れたと言われております。
それでは日本におけるキャンプの歴史とキャンプブームは一体いつ起こったのか
少し解説していきたいと思います。
日本におけるキャンプの歴史をご紹介
日本で最も古いキャンプの記録は、明治40年代1880年~1900年頃に学習院・院長である
乃木希典が隅田川や片瀬江ノ島にて合宿で行い、生徒たちに遊泳演習や心身を鍛えるための
テント生活をさせたという記録が残っており、その後1916年にも京都のボーイスカウト13名が
キャンプをした証として、現在でも琵琶湖畔の雄松岬にその記念碑が残されており、
こちらが日本のキャンプの痕跡の中でも比較的古いものであると言えます。
そして1900年代から戦前1940年代にかけて全国のキャンプ数は徐々に数を増やし、
1918年には全国178箇所であったキャンプ数が1923年には10倍近い1384箇所に
増えたことからも、当時すでにキャンプがメジャーなアクティビティとなっていたことが伺えます。
そして戦後~1960年代にかけてキャンプは徐々に復興が図られ、民主主義教育の場や
社会福祉の場として活用されました。しかし、この頃のキャンプはまだレジャーや娯楽といった
側面は少なく、ボーイスカウトやガールスカウトなどの青少年団体の活動であったり、
学校の野外活動のようなものを指していたそうです。
その背景が変わり始めたと言われるのが1990年代の第一次キャンプブームの時で、
この時1960年代から普及し始めた車と、それに伴い徐々に浸透したオートキャンプという文化が
バブルの崩壊と共に爆発的に人気となり、バブル時代の派手な都会遊びとは打って変わり、
週休二日制で出来た余暇を車で、郊外にて家族や友人と過ごすというレジャー的な過ごし方が
非常に人気となりました。
その後、インターネットの普及と共にキャンプブームは一時終焉を迎え
インドアでの余暇の過ごし方が人気となりますが、2020年に差し掛かり
マスク社会による巣ごもり規制が緩和されると、またもやキャンプの需要が増加。
第二次キャンプブームが到来したと言われております。
これにはアニメ「ゆるキャン△」の影響などもあり、ソロキャンパーや
女性キャンパー人口の増加、そしてキャンプ道具の多様化やグランピング場の多彩化も
相まって、一人でも非常にキャンプがしやすい状況が整った結果とも言えるでしょう。
ナイフやキャンプ用品の処分を検討のお客様はぜひお早めに当店にご相談下さい!
以上のように日本におけるキャンプは1990年以前に始まり、
1990年代と2020年代の2回キャンプブームが到来したことが分かります。
キャンプブームが巻き起こるとキャンプ人口は増加し、同様にキャンプ用品の需要が増加します。
しかし、一旦ブームが落ち着いてしまうと今度は市場にキャンプ用品が
溢れてしまい、需要過多となり市場価格は落ち着いてしまう傾向にございます。
不要なキャンプ用品をお持ちの方や、ナイフの売却を検討されているお客様は
是非お早めに当店にご相談頂く事をおすすめ致します!
埼玉県越谷市より四代目 豊国 土佐剣鉈総桜巻拵 9寸を買取致しました
こちらは埼玉県越谷市のお客様よりご依頼頂きました、
剣鉈を含む刃物類約6点の買取のご依頼です。
お客様曰く、お父様が集めてらっしゃった刃物類のコレクションがあるものの、
家族では誰もわかる人がおらずまた処分の仕方にも困っているので
可能であればまとめて引き取りをお願いしたいとのことでした。
早速ご自宅にお伺い致しますと、剣鉈や和式ナイフを含む計6点の
コレクションとなっており、中には四代目 豊国 土佐剣鉈総桜巻拵 9寸といった
希少なものも含まれておりました。
豊国(トヨクニ)は1946年に初代豊国である濱口虎吉から始まった刃物ブランドで、
土佐刃物と呼ばれる豊国の刃物は伝統的な製法だけでなく
時代に合わせた技術や製法・鋼材も取り入れており、まさに伝統技法と
最新技術の両方を兼ね備えた人気の高いブランドとなっております。
今回ご依頼頂いた剣鉈は9寸とかなり大型のもので、
全長約42cm、ブレード長約28cmとなっておりました。
未使用品ではあるものの長期保管品であったのか、ブレードにくすみや細かいスレやキズなど
経年感がありましたが、それでも人気メーカーの入手の難しい需要の高い逸品ということを
考慮して単体でも高額の査定となりました。
剣鉈って一体なに!?ナイフとはどう違う?
鉈類は古くは林業や狩猟などの山林で働く人々の用途に適した刃物の事を指し、
枝打ちや木を削る、雑草を切り払う、動物を解体するといった目的で使用されました。
鉈の中でも先端の形状が剣の形となっており、刺突が可能なものを「剣鉈」、
これに対し先端の形が長方形となっており、薪割や竹割などに特化したものを
「腰鉈」と呼びます。
また、ナイフとの違いで言いますと明確な定義上の違いはありませんが、
刃が分厚く丈夫で、薙ぐ動作がしやすいように比較的大きく重く作られているのが鉈、
それに対し用途によって形状が変わり、多くは軽くて取り回しが良いのがナイフ、
といった具合にイメージが分かれております。
ちなみに剣鉈はナイフ同様に刺突動作が行えるのですが、指を切らないように鍔部分に
しっかりと安全な機構が施されているものも多いそうです。
まとめると薪割や枝払い、木を削る、大型の動物を解体するといった林業にまつわる
作業に特化した刃物を腰鉈、剣鉈と呼び、林業以外の様々な用途にも対応できる
汎用性の高い刃物がナイフ、ということになります。
キャンプやアウトドアを楽しむ人の中にはナイフ1本や剣鉈1本で全ての作業を
済ませてしまう人もいれば、剣鉈とナイフの2本をそれぞれ携帯して作業によって
2本を使い分けることにより効率化を図るという人、どちらもいるそうで
皆様も用途に合った自分だけのナイフ・剣鉈選びをしてみてはいかがでしょうか。
高額買取となる剣鉈をご紹介
・秋友義彦作 剣鉈(獅子王、銀龍など)
・佐治武士作 剣鉈(影法師、義経など)
・日野浦司作 剣鉈
・加藤清志作 剣鉈
・影浦賢作 剣鉈
・西根正剛作 剣鉈(マタギナガサなど)
・土居良明作 剣鉈(ヤマブシ、四万十清流など)
剣鉈をはじめとする埼玉県のナイフ買取は当店にお任せ下さい!
当店ではAITOR(アイトール)、AL MAR(アルマー)、OLDベンチマーク、
BENCHMADE(ベンチメイド)、BLACKJACK(ブラックジャック)、BUCK(バック)、
CHRIS REEVE(クリスリーブ)、COLD STEEL(コールドスチール)、
EXTREMA RATIO(エストレイマ ラティオ)、EMERSON(エマーソン)、
FALLKNIVEN(ファルクニーベン)、G.SAKAI(G.サカイ)、GERBER(ガーバー)、
ハットリ、HIRO KNIVES(ヒロナイフ)、Hubertus(ヒューバーツ)をはじめとする
人気メーカーのナイフを高値で買取致します。
ナイフメーカーの種類は1960年代以降非常に多く増えて、
またナイフの種類もタクティカルナイフ、サバイバルナイフ、ハンティングナイフから
剣鉈まで至るまで非常に多岐に渡り、専門知識のない買取スタッフですと
査定が難しいほどまでに細分化が進んでおります。
当店ではナイフ分野に精通した副店主自らが査定を行うほか、
各ジャンルに精通したスタッフが多数常在しており、
お客様の大切なコレクションを一点一点しっかりと確認させて頂き
商品の市場需要の高さや商品の稀少性の高さ、お客様のコレクション性の高さを
含めてしっかりと査定をさせて頂きます。
長野県、岐阜県、山梨県、富山県、新潟県、愛知県などの長野県近郊は積極的に
出張買取を行っており、スケジュール次第では当日のお伺いも可能です。
遠方のお客様やスケジュールの都合が難しいお客様のコレクション買取に対応させて頂けるよう、
全国からの着払いによる宅配買取も承っております。
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