神奈川県にお住まいの方よりご依頼を頂きました。
古い映画のパンフレットが沢山出てきたのことで、当店に着払いでお送りいただきました。
さっそく拝見させて頂くと、1960年代以前のパンフレットを中心におよそ150冊程。
A4判の物が少々と、その他B5判の物。
エルヴィス・プレスリーの作品がお好きだったのか、多数ございました。
全体的に状態も経年相応、大きく目立つような問題もございませんでしたので、評価させて頂きました。
エルヴィスのほかにもバート・ランカスターの作品、マーロン・ブランドの作品も多く、好みが伺えます。
特定の俳優・女優・監督などの作品を集められていた場合は、単体での価値はもちろん、
そのコレクション性も上乗せで評価させて頂いております。
そして1970年代以降のものも少量有、検品がてらパラパラとめくると、中から半券が。
しかも現在でも人気の高い、007シリーズのサンダーボール作戦、マリリン・モンローの帰らざる河など、お宝が眠っておりました。
ご依頼者様も全く気が付かなかったようで、こちらももちろん買取として査定させて頂きました。
見逃さずに評価することができ、ご依頼者の方にもお喜びいただけました。
ありがとうございました。
キング・オブ・ロックンロールでありながら31本もの映画に出演したエルヴィス
本日お持ち込み頂きました商品の中にございました「エルヴィス・プレスリー」作品。
ロックンロールというジャンル自体を生み出し今なお伝説として語られる人物ですが、
ビートルズやクイーンよりもさらに前の時代から活躍していたので
もしかしたら若い世代の方は名前しか聞いたことがなく、何となく凄い人だったんだろうという
歴史上の人物くらいの認識の方がいるかもしれません。
しかし、エルヴィスはデビューし、大ヒットをした後に初めて映画に出演した後、
31本もの映画に出演するという俳優としても精力的に活動していた時期がある歌手なんです!
さて、それではエルヴィスが出演していた映画作品にはどのようなものがあるのでしょうか。
いくつか抜粋してご紹介します!
まずは「やさしく愛して(1956年)」
こちらの作品は「Love Me Tende(英題)」とも言われますが、こちらがエルヴィス初出演映画作品。
通常、映画俳優だと初出演作品はサブキャラクターなどが多く、そこで頭角を現した俳優が
2作品目で主演というパターンはあるのですが、そこは既に歌手として大成功を収めていたエルヴィス。
マネージャーの戦略もあり初作品で主役という形で出演。
しかし、エルヴィス本人も劇場に通いながら演技を磨くなどの努力はしたものの、
映画の出来やエルヴィスの演技は今一つという評価だったらしいのですが…
なんと先行発売した主題歌の「ラヴ・ミー・テンダー」が事前に大ヒットした事が功を奏し、
映画も大ヒット。元々「リノブラザーズ」だった映画タイトルが「ラヴ・ミー・テンダー」になる
という異例の売り出し方をしたという逸話が残っています。
こういう話を聞くと映画のプロモートというより、興行としての音楽などのプロモートという感じがして、
ちょっと面白いですよね!もっとも、エルヴィス本人は不満だったという噂ですが。
次は「さまよう青春(1957年)」ですが、
その前に先ほど紹介した「やさしく愛して」で紹介した“ミュージシャンが主題歌を歌い、
本編にも出演する”という映画への出演の仕方ですが、実はこの1950年代に初めて確立された手法で
当時としては画期的なプロモーションだったようです。
現に1956年から1969年まで公開された映画の中でエルヴィスが主題歌を歌ってない映画はないそうです。
さて、話を戻しまして「さまよう青春」ですが、上記の例に漏れずエルヴィス主演・主題歌・そして劇中で
エルヴィスがロックからスイートなラブソングまで多くの曲を歌うという作品。
また、「やさしく愛して」がモノクロだったのに対して「さまよう青春」はカラー作品。
これはもう、公開前から大ヒットが決まっていたようなもので、案の定アメリカで莫大な収益を上げたそうです。
最後にご紹介するのは「監獄ロック(1957年)」
ストーリーとしては、アメリカに住む決して裕福とは言えない暮らしを送っていた青年が
ある日トラブルから刑務所に入れられてしまって、わずかなチャンスを歌とダンスで
掴み、スターとして駆け上がっていくというアメリカンドリームを描いた作品。
あらすじを見ると、あれ?ちょっと主人公ってエルヴィスと似てない?と思うかもしれませんが、
エルヴィスが出演した映画にはこのパターンが多く、いわゆる黄金パターンの典型とも言える作品だったようです!
こちらはエルヴィスが出演した映画作品の中でも一番人気が高いとも言われており、
作中の歌とダンスシーンも相まって傑作との評価が多い作品です!
上記の作品以外にも「ブルー・ハワイ」や「G.I.ブルース」などの人気作品はありますが、
チラシやポスターなどに高値が付く傾向にあるのはエルヴィスが陸軍入隊前に制作された
こちらの初期3作品のようです!
古い映画の半券やチラシなどの査定も三日月堂まで!
映画パンフレットではこのように、当時映画館で見た際に半券やチラシをはさんでそのまま・・・とういう方も多かったかと思います。
そうした物の中に高価買取のレアチラシ・半券が・・・というケースも珍しくはありません。はさんであったパンフレットよりもはるかに価値がある、というものも多いです。
当店ではそうした要素を見逃さず、あらゆる視点でその価値を見出します。
実家の片付け、遺品整理に伴うご依頼など、大量の案件でも大歓迎です。
お気軽にご相談ください。
※映画パンフレット・チラシの買取依頼をご検討の際、年代により価格が大きく変わってきます。
現在当店では1970年代以降の物のご依頼を非常に多く頂いております。
70年代以降の物が中心のご依頼の場合、その内容によって対応が難しいことがございますので、その際はご容赦ください。※