ホラーM・ハロウィン・サスペリアなどホラー雑誌の買取は三日月堂にご依頼下さい

ホラー漫画の時代は3つに分けられる!

2020年以降「昭和のホラー漫画は怖かった!」といった具合に

ホラー漫画の再評価が進んでおり、それに伴い需要が増加しておりますが

日本のホラー漫画といものは歴史を紐解いて行きますと、

大きく分けて3つの時代に分ける事が出来ると言われております。

 

まずは戦後1950年代後半頃から始まった貸本時代の怪奇漫画ブームは、

日本におけるホラー漫画の歴史が動き出した時代と言っても過言ではなく

ここから多くのホラー漫画家たちが頭角を現し、誰もが名前知る大先生である

水木しげる氏や楳図かずお氏も貸本時代から既にその片鱗を見せておりました。

 

次に1970年代から始まった描き下ろしの単行本(コミックス)時代では、

日本の経済が豊かになると共に人々が本を購入するようになったため

貸本が姿を消し、それに伴いひばり書房と立風書房を筆頭に

多くの出版社がホラー漫画を発売するようになります。

 

1970年代~1980年代前半までは特に多くの出版社と

ホラー漫画家が現われましたが、その分作品のクオリティは玉石混交で

発売ペースも早かった事も相まって低クオリティの作品も多く、

スカムホラー時代とも呼ばれています。

 

そしてコミックスによってホラー漫画を牽引してきた中小出版社は

バブルの崩壊と共に姿を消してしまいますが、それと入れ替わるように1980年代後半頃から

今度は大手出版社よりホラー漫画の専門雑誌が発刊されるようになり、

ホラー漫画作家の主戦場は単行本から雑誌へと移行したと言われております。

 

この頃発売されていた「サスペンス&ホラー」「ハロウィン」「ホラーM」「ホラーハウス」

「サスペリア」「恐怖の快楽」「ザ・ホラー」「恐怖の館」といったホラー漫画雑誌は

当時子供たちを震え上がらせたトラウマホラー漫画としてしっかりと心に刻まれており、

現在では入手が困難となっているこれらの雑誌はコレクターの間で高値で取引がされております。

 

本日はそんなホラー漫画雑誌の中でも

当店で特に高評価となった買取事例をご紹介致します。

 

長野県より人気ホラー漫画雑誌「月刊ホラーM」4点ほかを買取致しました

今回頂いたご依頼は長野県のお客様からの古くなった雑誌の買取のご相談で、

可能であれば出張買取でお願いしたいとの事でしたので早速当店スタッフが

ご自宅にお伺いさせて頂く事となりました。

 

お客様曰く「子供たちが昔読んでいた漫画雑誌がほとんどで、20~30年前くらいのもの

なので珍しいものはないとは思いますが…処分が大変で、それでせっかくなら…」と

ネットで当店を見つけて頂き、ご依頼をして下さったとの事でした。

 

ご依頼の雑誌類を確認させて頂きますと、ジャンプやマガジンなどの週刊少年誌、

コロコロやちゃおなどの小学生向けの雑誌などもあり、年代は1990年代から

2000年代の物が多く、ご姉弟が多かったので雑誌類を大量に買わされて

大変だったとご依頼者様は笑ってらっしゃいました。

 

しかし査定を進めるうちになんと一部珍しい月刊誌を発見する事が出来まして、

そちらがこの「月刊ホラーM(ミステリー)」12冊で、こちら1990年代以降の発刊にも

関わらずホラー漫画ファンからは需要が高いという、年代を考慮すると非常に珍しい

ものとなっておりました。

 

今回ご依頼頂いたホラー漫画雑誌は下記の物です。

・ぶんか社「ホラーM SPECIAL(ホラーミステリースペシャル) 神田森莉+北川玲子 特集」1994年

・ぶんか社「ホラーM」1995年 11月号 御茶漬海苔/犬木加奈子/神田森莉/他

・ぶんか社「ホラーM」1995年 12月号 千之ナイフ/原ちえこ/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 1月号 御茶漬海苔/まつざきあけみ/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 2月号 御茶漬海苔/神田森莉/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 3月号 犬木加奈子/御茶漬海苔/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 4月号 曽祢まさこ/関よしみ/御茶漬海苔/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 5月号 穂美あゆこ/吉川うたた/御茶漬海苔/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 6月号 まつざきあけみ/谷間夢路/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 7月号 関よしみ/犬木加奈子/七色虹子/他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 8月号 御茶漬海苔/蕪木彩子/谷間夢路他

・ぶんか社「ホラーM」1996年 9月号 犬木加奈子/御茶漬海苔/七色虹子他

 

1995年11月号~1996年9月号までが通しで揃っており、加えて創刊当初の特集号も

揃っているというなんとも素晴らしいものとなっており、保存状態見良好だったため

お客様のコレクション性を評価して査定額を大きく頑張らせて頂きました。

 

ほかの雑誌類につきましてもまとめて評価出来るものはしっかりと値段を付けさせて頂き、

最終的な査定額をお客様にご提示致しますと「ああ!もう全然喜んで!お姉ちゃんが大事にしていた

やつだったけどもう何年も家に置きっぱなしだし、お金渡して上げた方が多分喜びます。」と

査定額にご満足頂けた姿が非常に印象的でした。

 

高額買取となった雑誌「ホラーM」とその他代表的なホラー雑誌

今回のご依頼にございました、ぶんか社の「ホラーM(ホラーミステリー)」は

朝日ソノラマの「ハロウィン」と秋田書店の「サスペリア」と並び、

ホラー漫画雑誌時代を象徴するレーベルで高い人気を誇ります。

 

惜しくも1990年代の凄惨な事件によるホラー表現の自粛ムードや2000年からの

インターネットの普及・情報発達によるホラーの衰退、その他の娯楽の充実なども

関係した雑誌自体の売上が低迷、現在では3つ全てが休刊となっておりますが

 

コミックス時代に洗練された数多くのホラー漫画家たちの作品が数多く掲載

されているこの時代のホラー漫画雑誌は時を経て、高く評価されています。

 

それではこの時代に多く存在したホラー漫画雑誌の中でも

特に人気の高い雑誌を詳しくご紹介致します。

 

ぶんか社「ホラーM(ホラーミステリー)」

「ホラーM(ホラーミステリー)」はぶんか社が1993年から2010年にかけて発行していた

ホラー漫画雑誌で、創刊当初は「まんがジャレタ!!」の増刊号として始まったと言われています。

 

2008年頃までは月刊でしたが途中から隔月刊となり「日本唯一のホラーコミック専門誌」と

銘打たれたものの、2010年7月をもって休刊となってしまいました。

ちなみに休刊当初連載されていた作品には高橋葉介先生「もののけ草紙」・

元町夏央先生「遊霊少女 凛」・押切蓮介先生「椿鬼」などの作品があったそうです。

 

休刊後2010年9月より電子書籍「デジタルホラーM」として毎月配信がされていましたが、

こちらも2012年1月をもって終わりを迎え、2023年現在その後の動きはないようです。

 

ホラーMを代表する作家には阿部ゆたか・犬木加奈子・大橋薫・御茶漬海苔・蕪木彩子・

川口まどか・神田森莉・北川玲子・関よしみ・千之ナイフ・曽祢まさこ・谷間夢路・

長田ノオト・七色虹子・日野日出志・藤田素子・まつざきあけみ・三家本礼・山本まゆり・

渡千枝(敬称略)がおり、特に御茶漬海苔先生を本誌で見て「トラウマになった」という

思い出を持つ方も多いようです。

 

朝日ソノラマ「ハロウィン」

「(月刊)ハロウィン」は朝日ソノラマより1986年から1995年にかけて発刊されていた

ホラー漫画雑誌で、こちらは少女向けの漫画雑誌となっています。

 

朝日ソノラマ社自体が2007年をもって解散となっているため、もしかしたら耳に馴染みの

ない方もいらっしゃるかもしれませんが、1960年代にはソノシートと呼ばれるレコードよりも

薄く極めて安価なレコードの商標を獲得し、テレビアニメ・ドラマの主題歌などを記録した

ソノシートを生産し雑誌などにも付録としてついたため、子供たちを中心に大きく人気となりました。

 

また朝日ソノラマ社は「ハロウィン」以外にも「ほんとにあった怖い話」や

「眠れぬ夜の奇妙な話(ネムキ)」などの増刊誌も発刊しており、「ほんとにあった怖い話」は

2007年以降、朝日新聞社の発刊となり2010年まで続いております。

 

雑誌ハロウィンを代表する作家には阿部ゆたか・伊藤潤二・楳図かずお・御茶漬海苔・

菊川近子・JET・曽祢まさこ・つのだじろう・成毛厚子・日菜さちこ・まつざきあけみ・

三原千恵利・山本まゆり(敬称略)がおり、楳図かずお先生とJET先生の

印象が深かったという声が多かったほか、

 

楳図かずお先生に憧れて漫画を描き始めて、雑誌ハロウィンにて楳図賞が設立されると

漫画を投稿し、第1回楳図かずお賞にて佳作入選しデビューを果たした伊藤潤二先生を

語る上で雑誌ハロウィンはなくてはならないものと言われております。

 

秋田書店「サスペリア」

雑誌「サスペリア」は1987年から2012年にかけて秋田書店より発刊されていた

少女向けホラー漫画雑誌で、3誌の中では最も長い25年の歴史を持ちます。

 

しかし1990年代の末期にホラーブームの衰退の影響により、ホラー漫画から

推理小説の漫画化に比重を高めており、それに伴い2001年に誌名を

「サスペリアミステリー」へ変更しています。

 

雑誌サスペリアを代表する作家には古賀新一・谷間夢路・浜慎二・日野日出志・

広永マキ・犬木加奈子・御茶漬海苔・川口まどか・千之ナイフ・つのだじろう(敬称略)がおり、

千之ナイフ先生やつのだじろう先生、日野日出志先生の印象が深かったという声が多いほか

古賀新一先生の「エコエコアザラク II」も本誌の掲載漫画となっています。

 

サスペリアの雑誌自体は印象にあるものの、出版社を知らない人も多かったようで

後年秋田書店が刊行していたと知って驚く人も多かったようです。

 

また、増刊号として発刊されていた「サスペリア増刊 学園ミステリー」は特に入手が

困難で市場需要の高いナンバーとなっています。

 

その他の人気の高いホラー漫画雑誌など

また上記以外にも

・ぶんか社「恐怖の快楽」

・角川書店「ザ・ホラー」「ミステリーDX」

・講談社「サスペンス&ホラー(少女フレンド増刊)」

・リイド社「恐怖の館」

・大陸書房「ホラーハウス」

などのホラー漫画雑誌がかつて刊行されていたほか、

 

当時子供向けのホラー書籍として各出版社から多く出されていたのが

「〇〇大百科」のようなシリーズ群で、代表的なものには「ケイブンシャの大百科」があります。

こちらのシリーズは700近いシリーズが展開されておりホラー・怪奇ものも多いのですが、

中でも「怪奇映画大百科」「恐怖!オカルト大百科」「恐怖体験2大百科」は

特定のファン層から人気が高いようです。

 

また「ケイブンシャの大百科」のようなシリーズは他の出版社からも出ており、

代表的な物には秋田書店の「日本の幽霊大全科」「ホラー大全科」や

コロタン文庫の「怪奇全百科」「世界の妖怪全百科」が存在します。

 

そして漫画以外にも

・不思議な雑誌(相互日本文芸社)

・幻想文学(幻想文学出版局)

といったホラー・オカルト雑誌は入手が難しく、現在では希少性の高い品となっております。

 

「ホラーM」「ハロウィン」「サスペリア」などホラー雑誌・ホラー漫画雑誌買取は当店へ

当店では、ぶんか社「ホラーM(ホラーミステリー)」「恐怖の快楽」、朝日ソノラマ「ハロウィン」、

秋田書店「サスペリア」「サスペリアミステリー」「日本の幽霊大全科」「ホラー大全科」、

角川書店「ザ・ホラー」「ミステリーDX」、講談社「サスペンス&ホラー(少女フレンド増刊)」、

リイド社「恐怖の館」大陸書房「ホラーハウス」、

ケイブンシャの大百科シリーズ「怪奇映画大百科」「恐怖!オカルト大百科」「恐怖体験2大百科」、

コロタン文庫「怪奇全百科」「世界の妖怪全百科」、相互日本文芸社「不思議な雑誌」、

幻想文学出版局「幻想文学」をはじめとするホラー漫画雑誌やホラー雑誌を

全国から高値で買取致します。

 

またホラー雑誌だけでなく、人気ホラー漫画作家や出版社のコミックス(単行本)・

ホラー漫画の貸本、その他古い漫画雑誌や単行本、レトロ玩具などを

まとめてご依頼頂きますとお客様のコレクション性を評価して

査定額に上乗せさせて頂く事がございます。

 

当店ではお客様からご依頼頂いたコレクションを一点一点しっかりと評価させて頂くほか、

ページの落丁や日焼けやシミ、汚れなどの経年劣化している雑誌であっても

市場需要の高い商品であれば、その価値に見合った価格で買取させて頂きます。

 

長野県、岐阜県、山梨県、富山県、新潟県、愛知県などの長野県近郊は積極的に

出張買取を行っており、スケジュール次第では当日のお伺いも可能です。

遠方のお客様やスケジュールの都合が難しいお客様のコレクション買取に対応させて頂けるよう、

全国からの着払いによる宅配買取も承っております。

 

ぶんか社「ホラーM(ホラーミステリー)」・朝日ソノラマ「ハロウィン」・

秋田書店「サスペリア」をはじめとするホラー雑誌・ホラー漫画雑誌の買取はぜひ当店におまかせください!

 

 

坂城町にて、レモンコミックス、ひばり書房など怪談・恐怖系のホラー漫画を大量に買取いたしました!

1970年代以降の古い少年・少女漫画雑誌などを買取致しました!


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